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「・・・――ん・・」
目が覚めるとそこは、保健室だった。
「ゅ・・・・め・・?―――ッッぁあっ!」
ベッドの上で身体を起こした瞬間、凄まじい痛みに襲われ、思わず叫び声を上げる。
「痛っ・・・・ァ・・」
夢じゃ……ないの、か…
………死にたいって、こうゆう気分なんだな…
なにもかも嫌になって、あのカッターで………
ガタンッ……ッッ!
これで、死ねるのかな……?
楽に、なれるのかな……
朦朧とする意識の中で、自らの手首から流れる血を見ていた。
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