終焉へのプロローグ

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『私 大事にするよ! トモキとの子供 絶対可愛がるから!』 トモキは驚きと呆れた様な顔をして私の言葉を聞いていた。 『だから…』 『あのなあっ お前、自分で何言ってるのか分かってんのか?』 『子供なんか作っても、俺はお前の事も…そいつの事も忘れちゃうんだよっ!』 (何もしてやれないのに…!) 『今、子供作ってどうするんだよ… お前一人になったら…!』 私は怒りが入った声で言うトモキの声に体が震えた。
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