終焉へのプロローグ
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―――あの日から幾月か流れ 私は窓の外に咲く桜を眺めていた。 「ねぇ…トモキ」 本を読んでいたトモキは顔を上げた。 「付き合い始めて もうすぐ一年だね」 トモキは私の顔を呆然と見てた。 (これも忘れちゃったのかな?) 「校門の桜の木の下で ………覚えてる?」
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