終焉へのプロローグ

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その日の夜、寝る前の事。 「ねぇ…マナ」 私が何?みたいな顔で振り返ると、トモキは続けて言った。 「何でもいいから喋ってよ、俺たちの事」 枕に顔を埋めて続ける。 「俺が…忘れないように、 いつどこへ行って、何があった…とか、 どんな事をしたとか… しつこいくらい、何度も喋ってよ」 マナの事を忘れないように… 何度も、何度も 何度も……… 「うん」
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