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昨日のサテライトの選手達とはまったく違い、とても無愛想だった。
それでも間近で見る彼は大きくて男らしくてドキドキした。
サインをすると、一言も言葉を発する事なく彼は、さっさとクラブハウスに戻っていった。
選手達がクラブハウスに入っていくと今度は着替えて車で帰りに出て来るのを見送るのだ。
私は優奈と今日の戦利品(色紙など)を見せ合い喜んでいた。
暫くすると次々と選手が車で出てきた。
ベンツにBMにボルボなど高級車ばかりでびっくりした。
まだ選手の顔もよく分からず、目の前を通り過ぎる車の中を目を凝らして見ていた。
すると黒い車が猛スピードで目の前を通り過ぎた。
その車を運転してたのは彼だった。
その日、私ははじめての一目惚れをした。
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