ピアス

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彼の誕生日から何日か過ぎたある日 いつもの様に彼にドリンクを差し入れて一緒に写真を撮って貰った。 ふと彼の顔を見上げた私はある事に気づく… 彼の耳に光るピアス…それは紛れもなく私がプレゼントしたピアスだった。 私はびっくりして彼を見た 彼はいつもより優しい目で私を見る。 「いつもありがとう」 たった一言だったが彼から言葉をもらった。 あの時の優しい目をした彼の顔を今になっても時々思い出す。
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