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君といた日々
『座ったらいかが?』
彼女はそう言っているように
微笑みながら風に揺られる
彼はゆっくりと大地に腰を下ろした
疲れを感じないはずなのに何故だろうか?
ヤット……ヤット…休メル
そう思えたら涙も流せそうだった
涙なんて流れるはずないのに……
ふふふ…♪
彼女の嬉しそうな笑い声
ゴーレムは首を傾げる
『実は…貴方が初めてのお客さんなのよ?私嬉しくて…ふふふ♪』
そう言っているように彼女は風に揺られ微笑む
彼女の微笑みは空の1番高い場所にある太陽よりも眩しかった
彼女が微笑む度にゴーレムの虚ろな心に芽生えた感情が弾む
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