君といた日々

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その日から二人の日々が始まった 朝 彼女は目を覚まし 『おはよう』 と微笑む 太陽の光を全身に浴びる彼女の姿はどんなモノより眩しかった 昼 彼女は歌い出す 『初めて出会った君  初めての来訪者  私は君と話したい  私は君と歌いたい  風と雲が運んで来る物語を  太陽と月が教えてくれた歌を  そして  私は知りたい  君のこと  だから歌います  語り明かしましょうと』 眩しい いや美しい 何よりも 彼女が愛しい 夜 彼女は眠りにつく 『おやすみなさい』 と言い残し 彼女の寝顔は何よりも静かで安らぐものだった そして また朝 彼女は微笑む 『おはよう』 と言っているかのように
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