君といた日々

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ゴーレムと彼女はその後もずっと二人で荒野に座っていた そしてゴーレムの気持ちは日に日に大きくなるばかり 例え言葉で思いが伝えられなくても すぐ側に彼女がいる ただそれだけでよかった 二人が出逢ったあの日から 一体何度太陽が二人の頭上を照らし 一体何度月が二人の頭上を過ぎ去り 幾千幾万もの風が雲を運び 巨躯と小さき躯を撫で 雨が二人に恵みを運んで来ただろうか? ゴーレムのウツロナココロには確かに“心”が芽生えていた 幸せを感じていた ネェ 君ハ 幸セ ?
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