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「悔しがらなくて済むように、もっと早く来ることだね。」
回想終了。
木乃があまりにもサラッと言ったものでまず呆れ、後に恨みに変わった所を魔に付け込まれた様です。
「キノそんなコト言ったの?」
「言ったような~…言ってないような~…あ、言ったかも――」
後ろ頭を掻きつつとぼけるキノに痺れをきらし、もういいとばかりに魔物はキノに近付き張り手を食らわそうとします!!
「キノ!?」「謎の!」「………」
チャカッ…バババババババババッ!!!!!と音がして、魔物の動きが止まりました。いや、動けなくなりました。
早業で銃をポーチに仕舞い、代わりに出したライフルで魔物の足を狙い撃ちしたのです。
無論、毎日の食事を提供してくれる学食の厨房ですから床にキズ・へこみはつくらないようにでした。
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