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「アンタは手を出さないでよねっ」
犬山に木乃が冷たく言い放ちます。犬山と木乃が口論を始めたその時でした。
入り口から爽やかな風が吹き込み、そこに人影が現れたのです。
ここは学食ですから白ハトは横切りません。そのハトは窓の外から見つめていました。
「し‥静先輩」
「静ッ‥!」
学食内で女子と男子の視線をいっぺんに受けつつ、静は乱れた髪を直します。
「その捜査、私も是非参加させてもらいたい。君のお薦めカレーうどんが食べられないなんて――」「是非お願いします!!」
『うわ、態度違う~』犬山とエルメスはそう思いました。
まずは何か食べなければという静の提案で各々注文し、昼食を取ります。
「いっただっきまーす♪……おいし~いVv」
それぞれ『お昼のうどん奪還』に向け闘志を燃やしているかと思えば、そうでもない様です。
ともかく、消えたうどん玉の行方はっ!?そしてその犯人はっ!!?
今夜(今夜あたり)学食戦争の火蓋が切って落とされる!!…のだろうか‥。
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