夕暮れイロのほっぺた

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 ふと、ヨウは顔をあげてミカをじっと見てくる。 「なっ、なに」  今度は何を言われるのか身構えたら、やはり突拍子もないことを言い出した。 「ねぇ、世界の裏側に行ったら幸せになれるかな」  そう言ったヨウは、いつもと様子が違う。 「なに!?幸せ探しの旅に行くつもりなの」   普段から変人だと思っててたけど、ついに最後のまともな線までも切れたか。
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