第19章 イブと誕生日…再び

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ある意味、また1年の猶予をもらえた私は、安心してイブと誕生日を佐登美と過ごせることになった。 le vantに戻った私は、そのことを佐登美に話した。 「広瀬さんも本当にいい人だね……」 「だよね」 私は、心からそう思いながら言った。 「それに比べて、あんたは本当にひどいオンナだねえ」 「……だよね」 私は、ため息混じりに言った。 「でも、いいわ。私がイブと誕生日を祝ってあげるわ。今年はヒマだし」 佐登美が私の肩にぽんと手を置いて、笑顔で言った。 「ありがと」 私も笑顔で答えた。 佐登美がいてくれるなら、去年よりは幸せなイブに違いない。  
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