第2章 クリスマス~二つの出会い

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部屋に戻って、シャワーを浴びてゆっくりとお風呂に浸かったら、すごく気持ちよかった。 もう少しで湯船で寝そうになった。 ぽかぽかと温もった身体でふわふわしながら、なんとかパジャマに着替えてベッドに入った。 カーテンの隙間から光が漏れている。 夜景の明かりが、すぐそこにある。 なんか、イブと違っていろいろあったような気がするクリスマスだった。 感情が、急降下、急上昇する一日だったが、すごく満足感のある一日。 ふと、瀬谷さんの部屋での会話を思い出した。 『あ、12時過ぎちゃった。もうクリスマスも終わりですね』 『君、クリスマスは日暮れまでだから、とっくに終わっている。今の君の言葉は正確じゃないね』 真面目に指摘してくるので、カチンときながら言う私。 『はいはい。そうですね!そうでした!』 こんな感じだ。 (瀬谷さんってかっこいいのに変な人。大学の教授ってみんなそんなもんか……) (あれ?でも、瀬谷さんには今日初めて会ったばかりだ。) (それなのに、なんか距離感なくいっぱい話したな。私にしては珍しいな。) (そういえば、広瀬さんにも初めて会ったな……) とかいろいろ考えているうちに、私は眠ってしまった。 こうして、長い1日だったクリスマスが終わった。  
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