第3章 いつもと違う年末

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「きっと、何かする気ね……」 どうやら紀子さんが個人的にくっつけたいらしい…… ため息をつく私。 ため息? どうしてため息なんだろう? 広瀬さんはセレブで素敵な人なのに。 普通なら玉の輿だから誰もが付き合いたがる相手だ。 私はそんなことにはこだわらないが、そんな人をただ初対面の印象だけで考えてしまって避けていいのだろうか。 紀子さんと知り合いだから、これからも会う人となるはずだ。 そう考えると、やっぱり紀子さんが会う機会を設けてくれるなら、付き合う付き合わないは別にして、一度ゆっくり話してみて人柄を知った方がいいのかなと思った。 瀬谷さんともそうだったし……  
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