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俺は、自分の部屋に戻ると電気、テレビを付けた。
最近の番組は豆知識とかクイズみたいなタメになる系の番組が多い・・・
「テレビもなんか面白みなくなってきたな~・・・」
俺は、手に持っていたチャンネルを1から12まで順に連打した。
パッと見面白そうなのはなかった。
俺はニュースの番組でチャンネルを止めた。
棚に並べてある漫画を手に取り読み始めた。
「・・・・・」
「最近・・・18歳の少年少女の・・・」
俺は不意にテレビを見た。
「またか・・・」
さっき親父も言っていたが最近は本当に18歳の犯罪が多い。
俺は18という数字はキライではないが、18という言葉が聞こえると無性に腹が立ってくる。
「最近18歳の犯罪が多いですな~
本当ですな~
クズですな~
この前は、18歳の少年が幼児18人を誘拐して身代金1800万円要求したり、18歳の少女が18階建のビルから飛び降りたり、18歳の少年が18歳離れた父親を殺害したり、18歳の少女が親を18回包丁で刺して殺したり、18歳の少年が食ったら海に嫌われる何とかの実っていうやつが出てくる漫画の18巻だけパクったり、18歳の少女がコンビニで何とか君っていうアイスを18個パクったり・・・・」
まー後半ちょっと微妙だったが、こんなふうに18という言葉をよく聞く。
別に俺がなんかやった訳じゃないのに日本に存在する俺含めた18歳の人間が軽々しく罵倒されている。
俺は関係ないのに・・・
そこに俺は無性に腹が立つ。
この小説を読んでくれている18歳の少年少女の皆さん。
テレビで俺たちを罵倒しているハゲに変わって俺が変わりに謝罪します。
すみません。
皆さんは関係ありません。
ちなみに作者も18歳だな。
まーそれはどうでもいいとして、この小説の中では18歳の犯罪がマジで多い。
「まぁこれほど18歳の少年少女の犯罪が多けりゃこんなこと言われても仕方ないかぁ
まー俺は犯罪なんてしないけど」
そんなことをつぶやきながら俺はテレビ、電気を消しベットに横になった。
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