愛に生きて

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愛に生きて

死神とは、生命の死を司る神で、冥府においては魂の管理者とされる。   一般的に巨大な大鎌、もしくは小ぶりな草刈鎌を持ち、黒を基調にした痛んだローブを身にまとった人間の白骨の姿で描かれ、時にミイラ化しているか、完全に白骨化した馬に乗っている事もある。   あるいは足が存在せず、常に宙に浮遊している状態の物も多く見られる。 その大鎌を一度振り上げると、振り下ろされた鎌に必ず一人の魂を獲ると訪れ、死神の鎌から逃れるためには、他の者の魂を捧げなければならないとされる。また、心霊写真においては「死神が写ると何らかの危機が起きる前兆であり鎌を持っていた場合は命に関わる危機が迫っている」とする迷信も存在する。 基本的に、死神は悪い存在として扱われる事が多いが、死神には『最高神に仕える農夫』という異名もあり、この場合、死神は「死を迎える予定の人物が魂のみの姿で現世にさ迷い続け悪霊化するのを防ぐ為冥府へと導いていくという役目を持っている」といわれている。 こうした一般的に想像を○○しい死神の姿は一種のアレゴリーであり、死を擬人化したものである。
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