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ある冬の日。
今からえーっと、何年前??小学四年生の時、某アパートに住んでいた時の出来事です。その日はいつもと変わらず茶の間には母が。2Lkの隅っこの部屋には兄が、私は真ん中の部屋で明日持っていく宿題を済ましていた時です。
調度終わりかけたとき。
『みなみ~っ!』と兄から声がかかりました。
兄はとても短気で、一度で返事をしないと声を荒げて殴る蹴る、、、。そんな人でした。
でもその日は特別機嫌が良く、優しく
『お兄ちゃんの部屋においで!一緒に遊ぼう!』
と兄からの声。
珍しい事もあるんだなぁ!と不思議そうに部屋に入ると。・・・・・・・・・・ 電気も付けず、真っ暗闇。布団は引きっぱなし。
ま、男部屋だからぁ!と そこまで気にはしなかった。
何をして遊んでたかはうっすらとも覚えてないけど、一緒に暗闇の中に二人で横になってたのは確か!
その時は私も兄も笑顔d=(^o^)=b
と、その時!!
横になってるからか敏感です。『あ、!』
私の体が揺れてます。と、言うか、周りの風景がゆらッゆらッと揺れているんです!これってもしかして??そのもしかしてです☆
『地震だぞ!少ししたら止むから大丈夫だからなっ』と優しい兄の言葉。 "うん" と私は頷いた。
そんな言葉にすっかり安心しきっていた私は、これから一生引きずる事になる悪夢がまさか、自分に訪れるなんて・・・・・。
これっぽっちも思っていなかった。(笑)
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