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大学が休みに入ったので、喪男キモオタの代表格典型例みたいな俺らは心の底からすることがなかった。
暇に任せて、関東圏のある心霊スポットへ。
そこでは本当に何もなく、男ばかりなので無駄に怖がって俺に抱きついてきてくれる女の子がいるはずもなく、何となく盛り下がって終了。
俺の家で6人のキモオタがアニメ観賞とエロゲで肝試しの何倍も盛り上がった。
酒も入っていい具合にハイになってきた頃、急に部屋の灯りがすごい勢いで瞬き始めた。
窓ガラスが外からバシバシ叩かれている。
両掌でおもいっきり叩いている感じ。
今から考えるとかなり恐ろしいんだけど、その時の俺らは全く怖くなかった。
その時やってたエロゲが
「坊さんが幽霊の女の子を優しいエロで成仏させる」
というコンセプトのどうしようもないゲームだったから…
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