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スイッチ
手の中には
世界破滅のスイッチ
誰もいない
真っ白な世界を作ろう
僕と君しかいない
他に何もない世界
そんな妄想は
数分の昼寝の後に
雲のように
流れて消えた
壊れた世界で
壊れた君を抱き
ゆっくりと
僕も壊れてゆけたなら
どれだけ幸せだろう
どれだけ悲しいだろう
答えは知らない
見つからない
世界は当分壊れない
世界は当分終わらない
それでもいいか
どこかに君がいるのなら
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