黒い時計と宝物

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黒い時計と宝物

迫りくる夜の闇   一人は恐くて 何度も助けを呼んだ   狂ったように叫び 自分自身を掻きむしる   生きるための切り取り線 一本じゃ足りなくて 生きる証を求めていた   残酷に僕を照らす月光 部屋の中はいつも僕一人   睨み付けたのはきっと 何もしようとしない自分自身     時計は流れ また今日も時を刻む   さまようように ただようように     闇の中は寂しかったよ 叫びすぎてもう声はでない   ―――だけど   気付いてくれたんだね 何もできない僕に   暗闇の世界にも花は咲く   僕は見つけたんだよ? 僕だけが触れる僕だけの花   一人で過ごす夜は いつも寂しかったよ   だけど僕の世界はかわった     時計は流れ また今日も時を刻む   さまようように ただようように     もう夜は恐くない 黒い世界でも寂しくないよ   君がすぐそばにいる この手のなか いろんな言葉で生きている   もう恐くないんだ 僕には君がいる 君には僕がついている   もう怯えることはない     君がいる ただそれだけで   僕の何かが強くなる     ありがとう     君の眠りを妨げないように   今はおやすみ おやすみ       時計は流れ また今日も時を刻む   さまようように ただようように   また明日がくるように
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