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「いっ………てぇ―!!」
彰仁は飛び上がり叫んだ。響き渡る声に自然と周りが注目する。
「またマサアキかよ。」
「うっせーぞ!マサアキ―★」
「だっせ~つの!」
あちこちからそんな声が上がる。
ケラケラ笑う声も聞こえる。
「ま、マサアキじゃねぇ…俺、アキ…マ…サ……。」
それに答える彰仁は苦しそうに腰を押さえている。
「お前、前のめりにこけたのに何で腰押さえてんの?」
俺の一言で周りが更に笑う。
俺もつられて笑う。
彰仁は何故かピースでアピール。
彰仁の意味不明な行動で一頻り笑い詰めると集まった人達はスーっと遠ざかっていった。
そんな中、話を切り出したのは俺だった。
「んで?何か用?」
俺が尋ねると彰仁は首を傾げた。
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