夢見るころを過ぎても

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☆世をなす人というのは自分の子ども時代を実によく記憶している人だ。 ☆私に限らず女というのは、どうして自分の都合のいい思い出だけをかき集めることができるのであろう。 ☆人は自分の青春というものを、ことさらに美しく飾り立てるものである。 ☆親というのは娘を必要以上に買いかぶっているものである。 ☆矛盾しているようではあるが、私は「完璧な幸福」というのを見るのが好きなのだ。そしてそれと同時に強い反発を感じるのが常である。
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