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麗は、夢中で話していた。
それが、私にとって羨ましく思えて、少し寂しい気がした…
なんだか、一人おいて行かれたような気がした…
『ヒカル?おぃ、聞いてる?さっきからぼぉ~っとしてるけど、大丈夫か?お前を一人になんてしないから、心配すんな』
『…ぅん…』
その言葉に、驚いた…でも、少し安心した。
彼の言葉、一つ一つが大切で、愛しく思えた…
『家についちまったな。夕飯食べたら、そっちに行くから、また、あとでな』
『うん、わかった、また…』
私は、家に入るなり、真っ先に自分のへ屋へと向かった…
制服を着替え、ベットに倒れ込んだ…
すると、ロイが戸をがりがりとひっかく音が聞こえ、私は、静かに戸を開けロイを部屋の中へいれた。
『どうした?ロイ?』
ロイは、私の側に寄り添うように、甘えてきた…
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