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いつものように、朝目が覚めた。
そのまま、ベットの中で、窓の外を眺めていた…
ベットから出て、窓を開けた…
『よっ!おはよう!』
したの方から声が聞こえ、 私は、声のする方を見た…
麗だった。朝のトレーニングから帰って来たところのようで、汗が朝日に照らされ、きらきらと輝いていた…
いつものように、私に優しい笑顔で挨拶をしてくれた
『おはよ。麗、今日も朝練して 来たのか?』
私は、軽い挨拶を交わし、着替えて、下に降りた。
ロビーに行くと、愛犬のロイが私に寄り添ってきた。
私は、ロイを連れて外へ…麗のもとへと向かった
『麗!一緒に散歩に行かないか?』
麗が笑顔で私を見た…
私は、いつもその笑顔に安心感を覚え、いつも私のそばにいてくれる…そんな、お前が好きだった。
あの出来事が起こるまで、この時間がどれだけ大切なものか…
この時の私も麗も誰一人として知ることはなかった…
それがあまりに、当たり前で心地よく、永遠にあるものと信じていたからだ…
『いいよ!じゃ行くか。ロイは、俺が連れてくよ。ヒカルいくぞ。ほら…。』
私の手を取り、いつもの散歩道をゆっくりと歩いていった。
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