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ハルカとの出逢い
中学3年春―
アラタは最近昼食を抜いていた。
カツヤに毎回お金を取られるため、パンを買うお金もなかった。
「アラタ最近昼抜いてんのっ?
ダイエットなんかしなくてもアラタは十分綺麗な身体してるよ~♪」
茶化すノブヒコ。
「あたかも俺の身体知ってる風な言い方すんな!!///」
「あれっ?何を今さらっ♪いつも夜を共にしてるじゃ~ん。
照れんなアラタっ♪」
「てめぇ周りが勘違いすんだろぅがボケ!!!///」
アラタは逃げるノブヒコにプロレス技をかけていた。
(いてててっ。
…それにしても、本当にアラタ細くなったな。
体育もサボりがちだし…。
家では食ってんのか?)
ノブヒコはアラタの体調に不安を感じていた。
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