ハルカとの出逢い

4/5
前へ
/26ページ
次へ
ハルカのアパート― 「本当にいいんですか…?///」 ドアの前で躊躇しているアラタ。 「えぇどうぞ♪」 ハルカはドアを開けて手招きする。 渋々入るアラタ。 見ると綺麗にかたずいている、いかにも女の人の部屋であった。 「すぐお茶入れるねっ。」 ハルカは台所でヤカンに火をつけた。 (女の人の部屋とか初めて…。 やべぇ緊張するっ…。) なんせアラタは中学3年。 ここで自然にいられる方が無理である。 「はいお茶どーぞ♪ そぅだ私の名前言ってなかったね! 私は桜木ハルカ。 ハルカでいいからねっ。 今は☆♪大学に通ってる女子大生で、学年は2年! そいえばアラタ君はどこの学校?」 「(いきなり名前呼びかよ…。///) おれは○×です。 学年は3年。」 「うそ!○×ってあの男子校でしょ!? ってか3年じゃ受験生じゃなぃ。 進学とかはどーするの?」 「(ずかずか聞いてくる女だな…。) 進学は…兄貴があんなだから多分就職かもです。」 「そっかぁ。お金とかも大変だもんね…。 なんか色々しんどそうだね。 …家にどーしても帰りたくないんなら、ここに居候しちゃっていいよ♪」 突然のハルカの言葉。 「えっ!?それはさすがに悪いんで…。 彼氏とかなら別だろうけど、俺だって一応男なんでっ/// 何するか分かんないですよ?」 アラタはハルカを見つめた。 「アラタ君みたいなイケメンなら全然構わないよっ? ってかさっ。いっそ彼氏になっちゃぇ!!」 「…はぁあぁ!!??」 .
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加