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ハルカのアパート―
「本当にいいんですか…?///」
ドアの前で躊躇しているアラタ。
「えぇどうぞ♪」
ハルカはドアを開けて手招きする。
渋々入るアラタ。
見ると綺麗にかたずいている、いかにも女の人の部屋であった。
「すぐお茶入れるねっ。」
ハルカは台所でヤカンに火をつけた。
(女の人の部屋とか初めて…。
やべぇ緊張するっ…。)
なんせアラタは中学3年。
ここで自然にいられる方が無理である。
「はいお茶どーぞ♪
そぅだ私の名前言ってなかったね!
私は桜木ハルカ。
ハルカでいいからねっ。
今は☆♪大学に通ってる女子大生で、学年は2年!
そいえばアラタ君はどこの学校?」
「(いきなり名前呼びかよ…。///)
おれは○×です。
学年は3年。」
「うそ!○×ってあの男子校でしょ!?
ってか3年じゃ受験生じゃなぃ。
進学とかはどーするの?」
「(ずかずか聞いてくる女だな…。)
進学は…兄貴があんなだから多分就職かもです。」
「そっかぁ。お金とかも大変だもんね…。
なんか色々しんどそうだね。
…家にどーしても帰りたくないんなら、ここに居候しちゃっていいよ♪」
突然のハルカの言葉。
「えっ!?それはさすがに悪いんで…。
彼氏とかなら別だろうけど、俺だって一応男なんでっ///
何するか分かんないですよ?」
アラタはハルカを見つめた。
「アラタ君みたいなイケメンなら全然構わないよっ?
ってかさっ。いっそ彼氏になっちゃぇ!!」
「…はぁあぁ!!??」
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