僕らのすれ違い

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「なっ、あなた高校3年でしょ!? どうやって弟さんを養うつもり!?」 親戚の1人が、大袈裟に驚きながらカツヤに聞いた。 「…僕は先月で高校卒業したんです。 …なので、これからは働いて…、働きまくって2人で暮らしていくつもりです。」 「待ちなさい!! 弟の…アラタ君だよね。 アラタ君は今月中学に上がったんだろ? 学費とかはどうするんだ。」 「…一番近くて安い公立に行かせてるんで、問題ないでしょ。」 カツヤは冷たい目をしながら親戚の1人を見返した。
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