snow
2/2
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/
2ページ
樹の根の窪みから赤ん坊の泣き声が聞こえていた 白い山の麓 霧の中、行き交う人は国境を超えることばかり考えその泣き声には気付かない 例え、気付いたとしても誰ひとり手を差し延べようとはしなかった 最後の親心か、樹の根元にある窪みの間におかれた幸運か、根の幹が盾になり、野性動物から守られ、樹の養分を幹から吸い、赤ん坊は人知れずいつの間にか少年へと成長していた
/
2ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
0
スターで応援
0
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!