小さな少年の大きな旅

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この名もない村は、城下町とは違い水道もガスの通っていない、だから毎日水汲みと薪割りが必要なのだ。 子供も少なく大人も少ない村には、一人欠けるだけで大騒ぎだ。 少年ジールは、家出の常習犯でいつも皆に心配されている。だが、とうの本人は何にも反省していないのだから困ったものである。 「リック、僕はあの伝説を信じているんだ!だってたくさんの人を狂わせた香水だよ、たかが香水だけど国が一つなくなったんだ、見てみたいよ!一目でいいから」
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