第一幕 来たれ、 新人狩人!

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  なんともやる気無くガウェインは言い、腰に巻いている小さめのポーチに応急薬と携帯食料を入れる。   「さってと。それじゃあ行くかね」 伸びをしながら天を仰ぎ、ガウェインは言った。   「まずはどこに行くんですか?」 ガウェインと同じ様にポーチに荷物を入れながらランスロットはそう聴いた。   「とりあえず、ここら辺を一周するよ。まずはここの感じを掴んで貰いたいからね」 そう答えながら竜車が去ったのとは真逆、巨木の幹に開いた小さなスペースを見る。 少し狭いが、通るだけなら楽に出来そうだ。   ガウェインは軽い駆け足でそちらへと進んで行く。 ランスロットも少し遅れてそれに続く。   頭上で悠々と鳥が鳴いた。  
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