第一章『日常』

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穏やかな一日…なにもなく平和な一日…小鳥のさえずり…川の流れる音…何もかも静かに時間が流れる。 家の縁側に座り柱に横たわり一人静かにふけっていた …のに… その雰囲気をぶち壊すモノがきた。 指で空に星を描きそれを後ろに投げつけながら呟く。すると後ろで『パン!!』と弾けた音がした。 小鳥のさえずり…川の流れる音…木の葉が風に揺れ擦られている音を聞いて一人ふけっていたかったのに又、邪魔が入る。 今度は人の気配…ムスッとしながら柱に横たわり続ける。足音が段々近付きピタリと止んだ。
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