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眠いな…と
ボーっと道を歩いていたら
「じゅ-り♪」
ｷﾞｭｯ
声がしたかと思えば、いきなり抱きしめられて
「ひゃｯ？!」
誰だかわかっているはずなのに、不意打ちに抱きつかれると声をあげてしまう。
「こらｯ!じゅ-り♪じゃないでしょ？お姉さんでしょ？」
「お姉さん…って、樹里は隙だらけなんだよ」
この生意気なチビスケは私の弟の瑛
何度言ったって、お姉さんって呼ばずに、名前で呼びます…
世間で言うｼｽｺﾝｯて奴で困ってます…
当然、昨日の放課後の出来事なんて私の頭の中から完全に消え去っていました。
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