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『僕が………?』
威「うん。口悪いし、腹黒っぽいけど」
八「とーっても優しいよねー。なんだかんだで俺達の側にいてくれるしー?」
威「みんなに平等に優しいよねー。俺達を外見で判断しないしー?」
さっきとは対照的なデレデレした顔で擦り寄ってくる
…………犬…?
「「だからねー、俺達咲季が大好きなのー」」
両側から頬摺りしてくる
懐いてくれるのは嬉しいんだけどちょっと暑苦しいかも……
青「教室についたよ」
青嵐くんが二人から僕を引き剥がす
「「やだー!さきー!返してよー!青嵐ー!」」
僕は物じゃありません
返せは正しくないよ
二人を無視して青嵐くんは僕を掴んだまま、教室に入っていった
…………おろそうよ…
青「麻生青嵐。遅れました」
淡々と述べて教室に足を踏み入れる
途端にツイン馬鹿が、馬鹿みたいな発言をする
いや馬鹿なんだけどさ
「「俺達席替えするー!咲季の両隣にしてー」」
やっぱ君ら、ツイン馬鹿だよ
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