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‡ひぇんちゃん‡
それから数日がたちました。
ひぇんちゃんは石を磨く事を毎日の楽しみになっていました。
紅い石は太陽の光を受け、キラキラと光っています。
まるで、太陽そのもののように…
ひぇんちゃんは石を見てるとついつい思い出す話しがありました。
この世界の九つの国にある宝石のことです。
この世界は九つの国でわかれ、その国の秘宝として一つずつ宝石があるんだそうです。宝石は惑星と太陽に連なる宝石だそうで、この国クロノスは太陽の宝石になっているという…
ひぇんちゃんはその話しを思い出すたびにこの宝石のような石なのではないかと思いました。
ある日、嵐の前触れの強い風が吹いていたときです。
アリシアが急ぎ足でひぇんちゃんのところを訪れました。
ひぇんちゃんは荒い息遣いのアリシアを気遣いながら話しをききました。
アリシアがいうには、父親が殺され自分までもが命の危機だというのです。
殺し屋の目的は太陽の秘宝…
そぅ、ひぇんちゃんが持っていた石なのでした。
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