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「1億5000」
私の声がやけに響いていたと思う
今まででしゃばっていたおばさんは悔しそうに私を睨みなから下唇を噛んだ
「~~っ1億6000よ!!」
「2億」
「なっ!2億ですって!?」
周りのざわめく声が酷くなった
「ふっふん!こんなドールに2億出すなんてあなた可笑しいんじゃなくて!?」
「では、この競りは私のものですわね?」
カンカンカン!
私の言葉を遮るかのように木を叩く音がこだまする
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