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三人(ミサは抱っこされている)は地下室から脱出する為、歩き始めた。
ワタル
「いや~まさか、ミサちゃんがマジで俺に惚れてたとはなぁ」
ケリィ
「え、マジ!?」
(って事は、アリィもワタルの事を諦めるかも!)
ミサ
「あ、あれは演技ですから!!」
レナ
(ミサちゃん…ツンデレってやつ?)
すっかり気がゆるんでいる四人の前に…再び、奴が現れた。
タダシ
「まさか…私が負けるとはな」
ケリィ
「テメッ!生きてやがったのか!?」
すぐさまマシンガン(ショウが使っていたHK416)を構えた。
ワタル
「待て、ケリィ…これは立体映像だ」
タダシの立体映像
「この映像は、私が倒れた時に再生されるようにセットしてある。そして、この映像が再生されると同時に…私は新たな体を手にするようになっている。死がスイッチとなり…細胞が活性化され…【マゥラ細胞】が目を覚ます」
ミサ
「マゥラって…あの、第1ステージの化け物!?」
タダシを倒した部屋から…この世のものとは思えない生き物の産声が響く!
〔アЕビ∑ブΖバΛビΠブЦザЖビЁブЙババビブブЪバЮブビфブバブビΘブЛバザブバ∀バビザザ∫ビ∮ブバЯバビブ!!!!〕
レナ
「なんだ…これは、声と呼べるのか!?」
ズゥン…ズゥン!!
ワタル
「近づいて…来るぞ!」
ワタルはミサを抱きながら、走る!
レナは痛みを堪えながら、走る!
ケリィはマシンガンを構えながら、走る!
とにかく、走る!
「グロロロロロロロロ!!」
ケリィの視界に、化け物が映った。
ケリィ
「身長…3mはあるな…」
巨大な怪物が、壁を破壊しながら猛スピードで追いかけてくる!
「ワダルヴヴヴヴヴヴ!!」
ミサ
「は、ハラさん!呼ばれてますよ!」
ワタル
「わわわわ、笑えねえ!ははははは」
ミサ、ケリィ、レナ
「「「笑ってる場合か!」」」
走る!三人は水しぶきをあげながら、ひたすら走る!
図書室へ上がる階段の前までたどり着いたワタルは、爆弾を仕掛けた!
そして、階段を駆け上がる!
「グロロロロロロロロォォォオォォォオォ!!」
ワタル
「吹き飛べ…クソ兄貴!」
ズドォオォン!!
爆発で、下水道は崩れ…タダシは生き埋めになった。
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