第十三章 衛星

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三人(ミサは抱っこされている)は地下室から脱出する為、歩き始めた。 ワタル 「いや~まさか、ミサちゃんがマジで俺に惚れてたとはなぁ」 ケリィ 「え、マジ!?」 (って事は、アリィもワタルの事を諦めるかも!) ミサ 「あ、あれは演技ですから!!」 レナ (ミサちゃん…ツンデレってやつ?) すっかり気がゆるんでいる四人の前に…再び、奴が現れた。 タダシ 「まさか…私が負けるとはな」 ケリィ 「テメッ!生きてやがったのか!?」 すぐさまマシンガン(ショウが使っていたHK416)を構えた。 ワタル 「待て、ケリィ…これは立体映像だ」 タダシの立体映像 「この映像は、私が倒れた時に再生されるようにセットしてある。そして、この映像が再生されると同時に…私は新たな体を手にするようになっている。死がスイッチとなり…細胞が活性化され…【マゥラ細胞】が目を覚ます」 ミサ 「マゥラって…あの、第1ステージの化け物!?」 タダシを倒した部屋から…この世のものとは思えない生き物の産声が響く! 〔アЕビ∑ブΖバΛビΠブЦザЖビЁブЙババビブブЪバЮブビфブバブビΘブЛバザブバ∀バビザザ∫ビ∮ブバЯバビブ!!!!〕 レナ 「なんだ…これは、声と呼べるのか!?」 ズゥン…ズゥン!! ワタル 「近づいて…来るぞ!」 ワタルはミサを抱きながら、走る! レナは痛みを堪えながら、走る! ケリィはマシンガンを構えながら、走る! とにかく、走る! 「グロロロロロロロロ!!」 ケリィの視界に、化け物が映った。 ケリィ 「身長…3mはあるな…」 巨大な怪物が、壁を破壊しながら猛スピードで追いかけてくる! 「ワダルヴヴヴヴヴヴ!!」 ミサ 「は、ハラさん!呼ばれてますよ!」 ワタル 「わわわわ、笑えねえ!ははははは」 ミサ、ケリィ、レナ 「「「笑ってる場合か!」」」 走る!三人は水しぶきをあげながら、ひたすら走る! 図書室へ上がる階段の前までたどり着いたワタルは、爆弾を仕掛けた! そして、階段を駆け上がる! 「グロロロロロロロロォォォオォォォオォ!!」 ワタル 「吹き飛べ…クソ兄貴!」 ズドォオォン!! 爆発で、下水道は崩れ…タダシは生き埋めになった。image=136502256.jpg
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