告白

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「ううん・・・いや・・・ただ、恥ずかしいなぁって」 何故か、慌てるアタシ・・・。 しょうたは、また屈託ない笑顔を見せる。 (もっと話していたい・・・) そう思っていた矢先にママさんが、 『この後、どうします?』 料金表を差し出された。 気付けば一時間が過ぎていた・・・。 (しょうたともっと話をしてみたい・・・) 「・・・二時間コースで・・・」 アタシの口から、そう言葉が出た。 料金なんて、どうでもよかった。 冷えた心に、カイロの様に外側から・・・。 ほんの少しでも・・・。 たとえ、お金で成立した関係でも・・・。 温もりが欲しかった。 嘘でもいいから、愛が欲しかった・・・。
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