告白

7/40
前へ
/53ページ
次へ
先に口を開いたのはしょうただった・・・。 「あのぉ、彼氏とかいらっしゃらないんですか?」 「えっ?」 予想だにしなかった質問に、返答に困るアタシ。 「あっ・・・ゴメンナサイ。若い人が来るのって珍しいなぁって・・・」 「いないよぉ。じゃないと来れないよぉ」 とっさに嘘をついてしまった。 でも、今のこの時間はしょうたの恋人でいたい。 「そうですよね・・・。変な事聞いてすみません」 謝りながらも、しょうたに笑顔が戻った気がした・・・。 しょうたの歩くペースに合わせて、夕暮れの道を歩く。 (手を繋ぎたい・・・) アタシの憧れ・・・。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加