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先に口を開いたのはしょうただった・・・。
「あのぉ、彼氏とかいらっしゃらないんですか?」
「えっ?」
予想だにしなかった質問に、返答に困るアタシ。
「あっ・・・ゴメンナサイ。若い人が来るのって珍しいなぁって・・・」
「いないよぉ。じゃないと来れないよぉ」
とっさに嘘をついてしまった。
でも、今のこの時間はしょうたの恋人でいたい。
「そうですよね・・・。変な事聞いてすみません」
謝りながらも、しょうたに笑顔が戻った気がした・・・。
しょうたの歩くペースに合わせて、夕暮れの道を歩く。
(手を繋ぎたい・・・)
アタシの憧れ・・・。
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