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部屋は7階・・・。
エレベーターに乗り込む。
扉が閉まると同時に、再び温もりが・・・。
今度は、しょうたがアタシに顔を向ける。
アタシは下を向いたまま、手を握り返す。
4階から7階へ移動する、ほんの数秒だけの密室。
(本当の恋人同士みたい・・・。)
チクっと刺さるような胸の痛み。
彼氏に対する罪悪感?
いや、違う。
本当に、この人が・・・しょうたが、恋人だったら・・・。
そういう想いが、痛みとなってあらわれたのだろう。
「着いたよ」
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