『黒い影』

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帰り近くにある札幌ドームで    野球の開幕戦やっていて         どの道も渋滞。 家に着いた頃には     夜10時を過ぎていた。 車降りる時、元パパが 『入学式控えてんだから     変なこと考えるなよ。』 『変なコト…?   ああ、死ぬなってコトか。     心配ない、じゃあね。』 (心配してくれるのは分かるが  もっと違う言い方あるだろ💢) イラッときて思いっきり        車のドア閉めた。 ※お笑い芸人じゃないけれど     40過ぎると、なんか        イライラするよ。 部屋へ入り荷物を置き手足のばし 『疲れた〰。』 元気なのはサッカーシューズ    買ってもらった光太だけ。 女チーム3人疲れ果てダウン。 そんな中いきなりアヤが 『あっ!忘れた!』 『急に何だよ、    ビックリするだろバカ!』 『葉月の自転車のカゴに    雑誌と大事な小顔ローラー      入れたままだ…💧』 『雨降ってくる前に       早く取って来い。』 『え〰💧真っ暗で怖いから      1人で行けないよ。』 『おまえ自分のモノだろ?   雨で濡れたら雑誌    読めなくなるぞ      早く取りに行けや。』 『葉月そんなこと言わないで     一緒に、ついて来て。』 『やだよ、1人で行け。』 『ママお願い!一緒に行こう。』 『やだ。』 『もう、いいや    明日の朝、取りに行く。』 『なに逆ギレしてんのオマエ。』 アヤと葉月が  言い合いしてる間に   面倒クサイが取りに行った。 暗い廊下に急な階段    夜は確かに気味悪いわな。 とか思いながら外に出た瞬間 『まっちゃん…』 聞き覚えのある女性の声がした。
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