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『産婦人科の怪』
二人目の子供を産んだ病院
かなり、ヤバかった。
家の近くだからと
簡単に決めてしまったのが
失敗だったのかな…。
病院は、それでなくても霊が
出やすいの知ってたはずなのに
個人でやっている産婦人科だから
と、どこかで気を
抜いていたのかも…。
朝方、破水して慌てて病院へ
普通分娩と思いきや帝王切開!?
何か不都合があったのか…
とりあえず指示に従うことにした
下半身麻酔する時
エビのように背中を
丸めるんだけど
なんか嫌な予感…💧
丸まり動かないようにと更に
看護士さんが押さえに入る。
(そんな子供でもあるまいし こんなに押さえつけなくても 我慢できるのに。)
『脊椎に麻酔打つから
危ないので動かないようにね。』
(とっくに動けなくなってるだろ 早くすれよ💢)
『はい。』
チクッ!チューブシュッ💦
『ギャアーッ!!!』
麻酔薬が脊椎の中で
ブシュッ!と勢いよく
一気に入ってきた。
想像を絶する激痛が全身を襲い
私のカラダをエビ反らせた。
嫌な予感的中↓
『いやー危ないなー動いたら
危険なんだよ💢針が折れる
とこだったじゃないか!』
『そうですよ動いちゃ駄目って 言ったじゃないですかっ!』
先生と看護士さんの
言葉に納得できず
『動くなって言う方が無理!💢
だって痛かったんですよ💢
ブシュッ!て勢いよく入って
来たんですよ💢スンゴク痛いの 当たり前じゃないですか!💢
これって医療ミスなんじゃない ですか?💢脊椎麻酔って勢いつ けて打つもんなんですか!?💢』
と負けずに言い返した。
手術室はシーンと静まり返ってた
『まぁ、落ち着いて。
手術始めますよ。』
私、無言で苛立ったまま
手術を受けた。
お腹を開けて間もなく
『フンギャー。』
新しい命の声が聞こえた。
我が子と初めての対面したら
さっきの嫌なことは一変に
吹き飛んでいった。
生きてる人間も
時には怖いものです。
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