卒業

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いきなり外に放り出され、 慌てる眞宥に眞樹は言葉を遮る。 「ちょ…お母――」 「まひろーっ! 青春してこいや~♪」 ―バタンッ! 大きな音を立てて眞宥の目の前のドアが閉まった。 「~…っ!お母のバカヤロ―――!」 冷たい風に吹かれ、足下に置かれている荷物をつかみあげると眞宥は家にむかって叫んだ。
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