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「…ふぅ、隠しても仕方ないか…。お前、壬生浪士組の山崎丞って奴知ってるか??」
加夜が反応したのに気付いた高杉と稔麿は顔を見合わせ頷いた。
「知ってるが丞がどうした?」
丞とは、幼い頃加夜と仲良くしていた男の子だった。
「そいつと繋がりがあるお前に恐れたのさ。」
「何故恐れる?」
稔麿はため息をついた。
「だから、君自分の実力知ってる?」
「あぁ。お前達に負ける気はしない。」
稔麿と高杉はお互い肩を持ち合い、涙を流していた。
「それがどうした?」
軽く流された二人は軽く傷つきながら話し始めた。
「ま、簡単に言うとお前が山崎丞と繋がり、壬生浪士組に入隊するとだな…つまりわ「つまり壬生浪士組は更に強くなり、俺たちはつぶされる♪」
高杉が話しているのを稔麿が遮った。
「なるほど。私はそんなに重要な存在か。・・・安心しろ。私はいつ殺されても構わんし、壬生浪士組には仇がいる。自分から入ろうとはせん。」
「・・・そうかぁ♪そいつはおれらにとって好都合だよなぁ???高杉ィィ♪」
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