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「何時から?」
高杉は唸りながら考えをめぐらせていた。
…結果、早いほうが良いというわけで、明日の朝からになった。
「まぁ、遅かれ早かれいかねばならんのだ。」
加夜は1人ぶつぶつと言っていた。
稔麿は高杉を睨み付けた。
「まだいるの?」
高杉はハッとして我に帰り刀を手にもった。
「いやぁ、すまん♪夜を満喫してくれ!!じゃぁな!」
高杉は走って旅籠を出ていった。
高杉が出ていったあとは、嵐が過ぎ去ったような感じになっていた。
「ご飯食べようか??」
「うん。」
加夜も相当お腹が空いていたようだった。
「旦那ぁ!!ご飯くれる!?」
障子を開けて下に向かって叫んだ。
「へいっ!!ただいま。」
………………………………
十分程度待っていたら女中らしき人達が部屋に入ってきた。
稔麿は延々と外を眺めて……
加夜は延々毒の調合や、クナイなどの武器の手入れをしていた。
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