第弐章━━出発━━

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「何時から?」 高杉は唸りながら考えをめぐらせていた。 …結果、早いほうが良いというわけで、明日の朝からになった。 「まぁ、遅かれ早かれいかねばならんのだ。」 加夜は1人ぶつぶつと言っていた。 稔麿は高杉を睨み付けた。 「まだいるの?」 高杉はハッとして我に帰り刀を手にもった。 「いやぁ、すまん♪夜を満喫してくれ!!じゃぁな!」 高杉は走って旅籠を出ていった。 高杉が出ていったあとは、嵐が過ぎ去ったような感じになっていた。 「ご飯食べようか??」 「うん。」 加夜も相当お腹が空いていたようだった。 「旦那ぁ!!ご飯くれる!?」 障子を開けて下に向かって叫んだ。 「へいっ!!ただいま。」 ……………………………… 十分程度待っていたら女中らしき人達が部屋に入ってきた。 稔麿は延々と外を眺めて…… 加夜は延々毒の調合や、クナイなどの武器の手入れをしていた。 .
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