第弐章━━出発━━

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「先生、そちらのお嬢さんはどなたはんですか?………まさかっ、隠し子!?!?!?」 満面の笑みで聞いてきた旦那に稔麿は笑顔で答えた。 「んなわけあるかっ♪そんな年離れてねぇんだよ♪」 旦那は目を見開いて驚いていた。 「お嬢はん……いくつ??」 加夜は目だけを動かして答えた。 「17…」 旦那は又々驚いた顔をしていた。 その顔を見た加夜は不機嫌そうにご飯をほうばっていた。 「……これは失礼しました。どうぞ私の頭を一発殴っt…!?」 加夜が旦那が最後まで言う前に殴ったのだった。 「あはははっ♪楽しそうだねぇ」 満足そうに笑っていた稔麿。 (止めてやれよ…by作者) 「ふぅ…次間違えたら首無くなるから。」 そう言って又黙々とご飯を食べ始めた。 旦那はそっと部屋から出ていった。 .
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