◇ 幼少の思い出 ◇

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学校へつきHRを始める前に転校生の紹介があった。 どうやら俺らのクラスに来たようだ。 先生が紹介しはじめた。 「紹介する今日からこのクラスの仲間になる西野 青香だ。みんな仲良くしてくれ」 『えぇ~と親の都合でこっちに引っ越して来ました。これからよろしくお願いします。』 西野 青香(ニシノ セイカ) と言う生徒が紹介してる間、男子がざわついていた。 ‐えっ?可愛いくなぃ?‐ ‐やべっ!? 俺ちょー好みなんだけど‐ ‐うわっ綺麗な顔~!! ‐ いろんな声が聞こえた。 確かに可愛い~な… HRが終わりそんなことを思っていると 「なぁ~!! 優夜!」 『何だよ?』 「転校してきた子 超可愛くない!? 俺のストライクゾーンど真ん中だせっ!!」 右手の親指をたててこっちに見せるなっ!! 汗 『あぁ~確かに可愛いなあの子』 「だろっ!? でもお前はやめとけどうせまた続かねえって。」 そう…俺はけっこうモテるから何度か付き合ったことがある。 だけどどれも長く続かない。 理由は分かってる。 夢の中の女の子のことが未だに忘れられないからだ…。 そんなダサいこと誰にも言えない…!! けど言ってしまった…… 最悪なやつに 「夢の女の子とは最近どうですか~?」 ーーゴンッ!!ーー 俺は思いっきり京の頭を叩いた。 「いってぇー!! なにすんだよ優夜!」 俺が言ってしまった相手とはこのバカ 矢野 京 (あっ!ちなみに俺と同じクラス) なんで言ったかというと中学校の頃に 俺が付き合ってもすぐ別れるのをおかしいと思った京は 「お前…女に興味ないやろ!ホンマだめなやっちゃなぁ~!!優夜はホモやったんかぁ~笑」 などとうさん臭い関西弁でふざけたことを言ってきたから勢いで夢の女の子の話をしてしまった。
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