360人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんだ、来たの。」
来ちゃ悪いかよ…。
今日来ないの(・ω・`)?なんて言うから、来て欲しいんだと思ったのに…。
会ったら全然冷たい…。
「ちょっと良い?」
栞里は辺りをキョロキョロ見回してから、屋上への階段を上がった。
オレも後につづく。
屋上に出るドアの前で、栞里は階段に腰掛けた。
ここはオレの、掃除サボリスペース…。
オレは栞里の隣に座る。
「くっつかないで。」
栞里はサラっと言うと、膝の上で肘をつく。
『別に良いじゃん。』
オレはほんの2㎝くらいだけ栞里から離れる。
会いたい…って思ってたけど。
会ってみれば、なんかそうでもないのかも。
.
最初のコメントを投稿しよう!