thirteen

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「なんだ、来たの。」 来ちゃ悪いかよ…。 今日来ないの(・ω・`)?なんて言うから、来て欲しいんだと思ったのに…。 会ったら全然冷たい…。 「ちょっと良い?」 栞里は辺りをキョロキョロ見回してから、屋上への階段を上がった。 オレも後につづく。 屋上に出るドアの前で、栞里は階段に腰掛けた。 ここはオレの、掃除サボリスペース…。 オレは栞里の隣に座る。 「くっつかないで。」 栞里はサラっと言うと、膝の上で肘をつく。 『別に良いじゃん。』 オレはほんの2㎝くらいだけ栞里から離れる。 会いたい…って思ってたけど。 会ってみれば、なんかそうでもないのかも。 .
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