2430人が本棚に入れています
本棚に追加
「うん…」
抱きしめられながら僕は泣いた。でもそれは今日流したどの涙とも違って、とても清々しかった。
「ねぇ~おかーさん」
「はいはい、小百合ちゃんは慌てん坊ですね。
シュンちゃんもケーキ食べる?」
「もちろん」
……
…
あれからだ、僕が服装とか顔とか、そんなのがどうでもよくなったのが。
それはもう、人の大切さを知った僕には関係の無い物になったんだ。
「おい、シュン行くぞ!」
「追いてっちゃうよ~」
仁と光が呼んでいる。
さてと、今日も忙しい一日の始まりだ。
最初のコメントを投稿しよう!