最後の姿

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「えぇ~!!俺たち半日会えなくなるんだぜ?!少しくらい一緒…「早く行け。」」 一哉が新を黙らせた… 「はぁい…じゃあ栄史俺行くな、休み時間にメールするからな!!」 そう言いながら僕の頭を撫でる。 「おうっ!忘れたら今日の飯抜きだからなっ」 「栄史も数学嫌いだからって寝るなよなっ」 そう笑いながら走って行く。 「中学とは違うっつぅぅのっ!!」 それを見送りながら叫ぶ、僕達は友達カップルって言うのかな? だから憎まれ口だって言うし暴力も軽くだけど二人とも使う。 だからいつもと変わらない言葉を交わし、いつもと変わらない態度で接した。 いつもと変わらない…朝を迎えた… でもいつもと同じなのに…      僕は初めて後悔した    
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